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中古マンションの価格予測モデルを自作

執筆者の写真: 靖宏 河畑靖宏 河畑

すでに運用が始まっている「AI更地価格」「AI中古住宅価格」に加えて、AI中古マンションの運用を始めました。いずれも石川県専用です。

アプリ化はしていないので、upyter notebookのプログラムに直接入力するようになっています。


石川県のマンションの取引数は東京、大阪、名古屋のような都市圏と比較すると少なくて、2005年第3四半期から2024年第3四半期までの約18年分で約2000件(厳密には1998件)しかありません。精度の向上はあまり期待できないかな。


このデータは〇丁目すらついていない秘匿処理されたデータですが、これに無理やり緯度経度をつけて地理的加重回帰をすると疑似決定係数ですが0.7987も出ました。地理的加重回帰による予測値も特徴量の一つとして使用します。

マンション総額は面積、建築時期、リフォームの有無などによって総額は大きく異なるので、必ずしも都心が高くて郊外が安いという関係になりません。


空間自己相関の程度を表すMoran's Iも 0.57に過ぎない。更地価格ならば0.7台になるのですが。


単価でやってもダメ。


これでLightGBMを訓練しても、精度は上がらないんでしょうね。

5分割の交差検証で精度確認すると、






決定係数が0.99って、出過ぎて怪しい。。

予測した価格は







350万円。売りに出ている価格をネットで調べると350万。ぴったり一致、ほんまかいな。


怪しいのでもう一件やってみます。今度は金沢市小立野の1991年の2DK 。580万円で売りに出ています。









予測は、








560万円!!!!


実務で十分使用できる程度の精度があるのかも知れません。でも信用できない。もう少しいろいろやって試してみます。

 
 
 

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