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執筆者の写真靖宏 河畑

近江町市場をもう少し掘り下げる

近江町市場に関する口コミ数はこのように年々減少しています。

2017年で400件以上あったのに、2019年は半分以下の150件と200件の間になってしまった。


仮説1,近江町市場に来るお客さんの数が減った。


近江町市場に来るお客さんの数の統計はないのですが、兼六園ならあります。近江町市場に来る客数と兼六園の客数は相関が強いと考えられるので、兼六園の客数から近江町市場の客数が増えた・減った程度の判断はできると思う。


兼六園の客数は2012年が1,705千人、2018年2,750千人、2019年で2,754千人と、新幹線開業後は270万人程度で推移しています。つまり減ってはいない。


したがって近江町市場に来るお客さんの数も減っていないと考えられる。


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仮説2,じゃらんを利用するお客さんが減った


口コミデータはじゃらんのものを利用しているのですが、何かの理由でじゃらんの利用者数が激減したのではないか?しかし、じゃらんは楽天トラベルと並んで旅行予約サイトのビッグ2なので、これはない。


金沢市を訪れるお客さんの数は減っていない。近江町市場を訪れる観光客数も減っていない。じゃらんの利用者数も減っていない(逆に増えている)。ではなぜ口コミの数が減ったか。


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仮説3,外国人観光客が増えすぎて日本人観光客が敬遠した。


2019年までの間に大きく変化したものの一つに外国人観光客数があります。

2012年に兼六園を訪れた外国人観光客は約11万人で全体に占める比率は約7%でしかありませんでした。これが2019年になると48万人で17%になります。

近江町市場についてもおそらくこんな感じになっていると思う。異国の食を楽しみたいのは万国共通なので、ひょっとしたら比率だけで言うと、近江町市場は兼六園よりも外国人比率は高いのかもしれない。


急激に増加した外国人観光客によって、日本人観光客が近江町市場から駆逐されてしまった。外国人観光客はじゃらんの口コミは投稿しませんから、結果的に口コミ数が減少したということになります。




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