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能登半島地震による金沢市の地盤の変位 結論
能登半島地震による金沢市の地盤面の沈降に関する解析も、いよいよ大詰め。 断面図で金沢市の変動のトレンドを明らかにしたいと思います。 沈降量マップ 沈降量マップにあるように、3か所で沈降量の断面図を作りました。 東西断面 図のとおり、3か所とも+2.0㎝前後~-2.0前後の線形的な変異を認めることができます。 南北方向の断面図も見てみます。 南北断面 北が隆起して南が沈下する傾向があるようですが、東西方向ほどは明確ではありませんでした。つまし、能登半島地震による金沢市の地盤変位の主成分は東西方向の沈降と言えそうです。 この変異はあくまでもLOS(line of sight )という衛星から見た変位ですので、これを鉛直変位に変換し、LOS変位に重ねた図面がこれ。 変位幅はやや大きくなりますが、同じトレンドを示しています。 ここからいえることは、LOS変位を鉛直に投影した仮説によると、金沢市の市街地の地盤面は、沿岸部で約1.5㎝隆起し、山際で約2.0cm沈下し、東西方向にトータル3.5㎝傾いたと言えます。 東西約10㎞の幅で3.5㎝です。普通の戸建て住

靖宏 河畑
5月3日読了時間: 2分


能登半島地震 金沢市はどうだった?
2024年元旦に発生した能登半島地震は、金沢市周辺の内灘町にも液状化による甚大な被害を与えました。金沢市でも山手の地域で地すべりにより、戸建て住宅が崩落するなどの被害がありました。 幸いにも金沢市の城下町であった旧市街地や、IR軌道の北西側に土地区画整理事業によって開発された新市街地では目立った被害はありませんでした。特に新市街地は元の田園地帯でしたので、液状化などが心配されましたが、意外と大丈夫でした。 Copernicus Browserから、2023年12月30日と2024年1月6日のSLCデータをダウンロードし、簡単なSARデータの解析、いや解析というほど大げさなものではなくて、地盤面の変動の様子を画像化してみました。 右半分の赤色がまだらになっているところは、ほぼノイズなので全く信頼できません。それ以外の黄色から水色のところが、平野部の市街地や田園地帯になります。軸の数字はピクセル数です。 点線は金沢駅の周辺など、都心の真ん中を横切っています。なんとなく+2cm~マイナス2cmのように見えます。 点線のところの断面図を見ると、2500ピ

靖宏 河畑
4月29日読了時間: 2分


能登半島地震、金沢市における影響は?
能登半島地震は、珠洲市や輪島市をはじめ能登地域に甚大な被害をもたらしました。地震による被害は能登エリアにとどまらず、遠くは新潟県でも被害が確認されています。 金沢市でも 9人が負傷したほか、5850棟(2024年5月21日時点)の住宅が損壊し、崖崩れや液状化なども発生した。 Sentinel-1のSLCデータを使って、別の観点から被害の状況を示すことができないか試してみます。 金沢市~加賀市InSAR画像 この虹色のモヤモヤした画像はInSAR画像といって、地震前(2023年12月下旬)と地震発生直後(2024年1月初旬)に、それぞれSentinel-1が受信した二つの電波の位相差を表しています。 何もなければ二つの電波の位相は(ほぼ)一致します。しかし、例えば地面が隆起したりすると、地面から衛星までの距離が変化するので位相に差が出ます。 コヒーレンス・マップ コヒーレンスというのは珈琲とは何の関係もなくて、2時点の信号がどれほど似ているか(相関しているか)を表します。ぴったり一致すると1(コヒーレンスが高い)、似ても似つかないようならばゼロにな

靖宏 河畑
4月7日読了時間: 2分
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