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能登半島地震、金沢市における影響は?

  • 執筆者の写真: 靖宏 河畑
    靖宏 河畑
  • 4月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:5 日前

能登半島地震は、珠洲市や輪島市をはじめ能登地域に甚大な被害をもたらしました。地震による被害は能登エリアにとどまらず、遠くは新潟県でも被害が確認されています。


金沢市でも9人が負傷したほか、5850棟(2024年5月21日時点)の住宅が損壊し、崖崩れや液状化なども発生した。


Sentinel-1のSLCデータを使って、別の観点から被害の状況を示すことができないか試してみます。

金沢市~加賀市InSAR画像
金沢市~加賀市InSAR画像

この虹色のモヤモヤした画像はInSAR画像といって、地震前(2023年12月下旬)と地震発生直後(2024年1月初旬)に、それぞれSentinel-1が受信した二つの電波の位相差を表しています。


何もなければ二つの電波の位相は(ほぼ)一致します。しかし、例えば地面が隆起したりすると、地面から衛星までの距離が変化するので位相に差が出ます。


コヒーレンス・マップ
コヒーレンス・マップ

コヒーレンスというのは珈琲とは何の関係もなくて、2時点の信号がどれほど似ているか(相関しているか)を表します。ぴったり一致すると1(コヒーレンスが高い)、似ても似つかないようならばゼロになります(コヒーレンスが低い)。この画像からは、金沢市の北部ににコヒーレンスが低い地域が集中しているようです。


二つの信号の違いが大きいということは、地表面に何か変動があったのではないかと考えられます。


実際に踏査してみると、この地域の道路が微妙にうねっていたり、歩道と車道の間に隙間ができていたり、またそのあたりの建物の外壁に亀裂ができていたりします。


もう少し細かく見るために、コヒーレンス・マップに地図を重ねてみます。

コヒーレンス・マップ+地図
コヒーレンス・マップ+地図

これを見ると、河北潟を埋め立てたところと、河北潟沿岸で地表の変動が大きかったことが分かります。赤丸で囲った地域は、液状化被害が報告されている地域と一致しており、内灘町では建物の損壊の被害もありました。

 
 
 

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